接歯琢磨3 噛み合わせ異常
『噛み合わせの異常で!?』
今回は、噛み合わせに異常があると、どの様な事が起こるのかお話しさせて
頂きます。 それでは、先ず次の2図をご覧下さい。
これはNPOテンプレート研究会の院内掲示用のポスターから引用させて
頂いていますが、正常な咬合(噛み合わせ)の方と左の咬合が低い方の
顔貌の違いを図示したものです。
特徴は ○顔は左に傾き、左肩は高い ○左目が大きく、位置が低い
○鼻筋が左に引っ張られる ○唇は左が高い
噛み合わせの悪さにより、顔の対称性や全身のバランスが崩れ、体調不良
へとつながります。
そして頭痛、肩こり、腰痛、不安イライラ感、目のかすみ、うつ症状
等の不定愁訴が現れます。
これを人間の体の動きに喩えマリオネットの動きで説明させて頂きます。
マリオネットを直立させる時はストリングスのテンションを調節する事で
バランスをとっている事は御存知でしょう。
そして顔や体を傾けるには、この様にストリングスのテンションを変える
事で姿勢を変化させています。
人間の体は、このマリオネットのストリングスに変わって、骨格に付着して
いる筋肉を収縮させる事によって姿勢を変化させているのです。
次に具体的に頭の周りの筋肉で説明させて頂きます。
頭蓋骨に付着している咀嚼筋を見てみましょう。
この様に咀嚼筋は頭蓋骨の左右両側に同じ様に付着しています。そして
噛む時に縮む動作をし、下顎を引っ張る事で咀嚼運動をしているのです。
あなたは片側だけで噛むような癖はありませんか?
ムシ歯や歯が抜けて無くなったまま放置していたりしませんか?
長期間放置していると左右の咀嚼筋運動に差が現れ、運動している方と
あまり運動していない方の筋肉の状態が変わり、前述の様にお顔が歪んで
しまう事がある程度理解して戴けたでしょうか?
これが顎関節症の誘因となっていると言ったら理解して頂けると思います。
以前テレビで放送された『最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学』でも
顎関節症に類似の症状を呈す『咀嚼筋 腱・腱膜過形成症』という疾患もあ
りますので、専門医の診断して頂く事が重要です。
次回は噛み合わせの改善を行い、症状を軽減するのに有効なテンプレート
療法についてお話しさせて頂く予定です。


